朝ドラ「ばけばけ」の第45話で、リヨがヘブンを案内したのは、松江唯一の西洋建築物である島根県庁でした。これはリヨとヘブンの恋仲を邪魔したい父江藤が、自分の職場である県庁内なら目が届くと思い許可したから、でした。日本らしいものに惹かれるヘブンを西洋建築物へ案内するというのは、リヨがヘブンを理解していないことの現れと解釈できます。
勝手知ったる職場の中を何往復も後をつけ、娘を見張る父、と錦織でしたが、ヘブンには二人がいることがバレていましたね。あの時のリヨの表情からしてリヨも気づいていたのでしょう。
格式高い美しい建物、階段の手すりや、2階の窓枠も西洋風で美しかったですね。どこをどうとっても明治の古き良き雰囲気が漂う西洋的な建築物でした。
さて、この時撮影のロケ地となったのは、実は島根県ではないってご存じですか?
SNSで騒然!?
第45話放送後、SNSがにわかにざわつきました。
「同じ建物見たことあるけど、島根じゃない」
「京都で見たんだよなー」
どういうことでしょうか?実は、ロケが行われたのは旧京都府庁(現在も執務室として使用されています)でした。
なぜ旧京都府庁?
現在の島根県庁は建てかえられ、当然といえば当然ですが、当時の建物は現存していません。ですが、なんと当時の島根県庁は京都府庁旧本館を参考に建てられたもので、写真を見るとそっくりなのです。正確には、ラフカディオ・ハーンが松江にいた時の県庁はもう一世代前の県庁なのでドラマでの県庁とは違う建物なのですが、明治40年代に建った県庁は京都府庁と同じ設計、だということで旧京都府庁の建物が「島根県庁」としてロケに使われたということです。
「県庁」という建築物をドラマのために建てるのはたいへんですし、かと言って現在の島根県庁では現代的すぎます。そこで普通は明治時代に建てられた建築物や明治時代っぽい建築物を代わりに使うということになると思いますが、なんと「明治時代の島根県庁と同じ」建物が京都に現存していた、というわけです。ラッキーというか、素敵なめぐり合わせが「ばけばけ」っぽいですね。
それにしても、お弁当から「糸こんにゃく」が登場して大騒ぎになるのでは、とトキ以上に心配した視聴者も多かったのでは?「ばけばけ」公式アカウントではお弁当の中身が公開されていましたが、大きなおにぎりと稲荷ずし、卵焼き、海老入りの煮物とともにしっかり糸こんにゃくが入っていました。
ということで、私達はロケ地となった「島根県庁」を京都で見ることができます。糸こんにゃく入りのお弁当を持って、聖地巡礼にいかがでしょうか?

